声楽家の皆さんは、音楽学校に通い、
高い月謝を払って先生に習い、声づくりをしている
高度な発声法「ベルカント」「アクート」を身につけ、
一人でホール中にとどく声をめざしている
もともと声が良い、難なく声が出る、だから声楽家になった、という方もいる
一方、われわれ合唱団員の多くは、
そもそも声が出なくて悩んでいる
声の出し方の根本のところでつまずいている者の悩みは、
難なく声が出る声楽家の先生にはわかりづらい
私自身も声楽家の先生のレッスンを受けてきたが、
声の悩みを解決してくれるアドバイスは、
誰もくれなかった
ベルカント、とか、アクート、とか・・・
難しいことをいわれても、できない
簡単でわかりやすくなければ、結局何も身につかない
声楽家の声を真似ようとしても、簡単に真似られない
むしろそんな立派な声は、合唱には必要ない(※1)
声は人それぞれ
生まれてからウン十年の人生の中で、
「自分の声」を身につけた
大切な「自分の声」だが、
「歌える声」かどうかは別問題
結局40年間悩み続けた・・・
筆者が悩み続けて最終、得た結論は・・・
「悪い 癖 」を無くしていくこと
意識して「良い癖」を身につけていくこと
声の出し方の「癖」
それぞれ独特の癖がたくさんある
あなたの歌を「じゃまする悪い癖」まで
身についてしまっている
「悪い癖」を自覚し、「良い癖」を受け入れる…
合唱団員としての「理想の歌声」に近づくには、
これしかない
これで良い
やっと、わかった
(※1. 筆者の個人的な見解です。)
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