※ 下の ここをクリック をクリック(またはタップ)すると、「答え」の表示・非表示を切り替えできます。
Q1.
足の開きは握りこぶし1つ以内、とのことですが、狭すぎませんか?
肩幅くらいのほうが安定して立てると思うのですが?
A1. → ここをクリック
足の開きを狭くするのは、「息を支えやすくする」ためです。
臀筋・腹筋・横隔膜によって息をコントロールするのですが、その時の臀筋の使い方に関係します。
「おしりのあなを締める」のです。両足を広めにして立つと、これが難しくなります。
初心者の方は、足を狭くして、この感覚を体に覚えさせてください。
左右の足を前後にずらすのは、OKです。見た目の立ち姿も良くなりますよ。
Q2.
口の開け方についてお尋ねします。
よく、「あくびをするときの口で」と教えられます。
あくびをすればしっかりあごが開くし、のども広がる感じがします。
これで良いのでしょうか?
A2. → ここをクリック
「あくび」は、確かに口の中が広がりますが、気を付けないといけません。
あくびも人それぞれ癖があって、口の開き方はまちまち。一概に「あくびの口で」では誤解を招く、ということです。
「口の中に卵型の空間」これも同様に誤解しやすい表現です。
表情筋が伸びて(下がって)いると、いくら口を開けても「歌う喉(ノド)」になりません。
ほお骨と上くちびる、小鼻、まゆ毛を目一杯引き上げて、「あくび」しましょう。
Q3.
「目を開くのではなく…」とありますが、
上まぶたとまゆ毛を引き上げたら、自然に目が開きます。どういうことでしょう?
よくわかりません。
A3. → ここをクリック
驚いたときに、「目を丸くする」といいますね。その時、あなたのお顔はどうなっていますか?
きっと、上まぶたとまゆ毛が引き上げられています。でも、下まぶたとほお骨の筋肉はどうですか?
たぶん、下に引っぱられて、下がってしまっていると思います。それがいけないのです。
「目を開く」とは考えず、「まゆ毛とほお骨をいっしょに引き上げよう」と思ってください。
Q4.
「ウはひょっとこ」の意味が分かりません。
声が浅くならないように、口の中は広くするようにしていますが、いけないのですか?
今まで自分がやってきたことと180度ちがいます。
「ひょっとこ」の口では、口先だけの声になると思います。
納得できません。
A4. → ここをクリック
「ウはオの 口 を少しだけすぼめて歌う」という指導は、声が浅くて直せない人に対する「対症療法」です。
発音が不自然になりますし、聴いていて気持ちが悪いです。私はお勧めしません。
上の前歯2本を見せて「ひょっとこ口」を作ります。
あごの蝶番(ちょうつがい)をはずす感覚で下あごを下げて、口の中に前後に長い「ちくわ」のような空間を作ってください。
Q5.
「当たりをはずさずに」の「当たり」とは何ですか?
A5. → ここをクリック
声には「当たり・はずれ」があります。私の知っている流行歌手でたとえると…
「当たり」・・・井上陽水、カレン・カーペンター、岩崎宏美、尾崎紀世彦、子門真人…
「はずれ」・・・森進一、青江三奈、八代亜紀、徳永英明、ルイ・アームストロング…
つまり「当たりの声」とは、鼻腔に響いた声。「鳴っている声」です。
「はずれた声」は「鳴っていない」ので、声量を出そうとするとのどに負担ががかり、声がれします。
「はずれ」も味があって良いですね。でも、合唱には不向きです。
声の「当たり」をさがす方法・・・唇を閉じ、歯を噛み合わせて口の中をせまくし、のどをリラックスさせ、表情筋のすべてを全力で引き上げて、ハミングします。鼻の穴の奥に、鼻腔の響き「当たり」を見つけてください。