2017年12月24日、大東市のサーティホールで1,000名以上のお客様をお迎えし、第19回定期演奏会を成功裏に終えることができました。ありがとうございました。
当日はあいにくの曇り空でしたが、地元東大阪市からも大勢応援に駆けつけていただき、開演前から心強い大行列。
サーティホールは当団にとって初めて経験する会場でもあり、「ちゃんと聞こえるかな?」「ステージは狭くないかな?」と少し不安でしたが、いざ始まってみると心配は杞憂に終わり、華やかに響くステージで伸びやかに歌声を届けることができました。
まずは団長の村井の指揮によって、団歌の斉唱です。アカペラでFreude!の歌声が響き渡り、私たち歌い手も身の引き締まる思いです。
団歌の後にいよいよ本番ステージが始まりました。第1ステージは、まど・みちお:詞、木下牧子:作曲の「うたよ!」です。
今回は「今まででいちばん大変」と言わしめたほどとても難しい曲のステージでした。
流れるような転調や独特の和音が美しい曲、そしてやさしくあたたかい詩。曲の世界感を私たちなりにせいいっぱい表現し、想いをこめて歌い上げました。
第2ステージ開幕の前に、ゲストの野田市長がステージで挨拶をされました。2019年9月にオープン予定の東大阪文化創造館についてもお話いただきましたよ。私たち団員が待ち焦がれている大ホールは1500人収容で、全国の都道府県所属では一番の大きなホールになるそうです。
そしていよいよ第2ステージ「LOVE」。大正から昭和にかけて庶民に愛された「愛」の歌たちです。
だれもが口ずさむことができる曲ばかりで、しっとりとした叙情的な曲からアップテンポの曲まで織り交ぜて、みなさんに楽しんでいただけたと思います。
ステッキダンスの演出を取り入れた「東京ブギウギ」では会場から手拍子の応援をいただき、私たちも幸せに歌うことができました。
いよいよ終盤、ベートーヴェン交響曲「第九」のステージです。今回も第1楽章から第4楽章まで近畿フィルハーモニーに演奏いただき、ソロパートもプロのオペラ歌手の先生に歌っていただいています。合唱団は第4楽章から入場して「歓喜の歌」を歌いました。
「Freude!」の叫びが響き渡り、重厚感のある演奏に歓喜の歌声が重なります。
最終のアンコールではクリスマス・イブということで、ロウソクの炎とともに「きよしこの夜」を会場のお客様と一緒に歌いました。聖夜に皆さまとともに第九のステージに立ち、歌えたことは本当にうれしいことでした。
ご来場いただいた皆さま、近畿フィルハーモニーとソリスト方々への感謝申し上げます。本当にありがとうございました。